自分と両親との関係を考えようと思ったキッカケ⑤

B!

自分と両親、特に父との関係を考えようと思った最近のできごとがある。

 

父とあることで口論になった。

 

口論の詳細な内容は省くが、父の生活に関することが原因だった。

父の生活や人生に口出したくはないけれど、老いは現実。

考えないといけないことはたくさんあるはず.。

だけど父は現実に向かいあっていない。

 

「私や妹たちに関わってくることだけは、現実に向き合ってちゃんと準備してほしい。

お父さんに何かあった時に、私たちが慌てたり困らないようにしてほしい。」

 

数年前から父には繰り返し同じ話をしてきた。

 

口論になったのは、父が1週間の退院から帰って間もなくのことだった。

私は父の入院の手続きから退院まで面倒を見た。

私が忙しく動き回っている間、夫は家事や息子の送迎などを協力してくれた。

父が退院後は食事のケアなどもしていた。

 

退院した後、

「今回はお父さんも私も大変だったよね。私もできるだけ手伝うから、そろそろ今後について真剣に考えてほしい。」

そう父に伝えた。

 

でも父から言われたのは

「迷惑はかけないから好きにさせてほしい」

だった。

父が入院して私や妹たちが動いたことをどう思っているんだろう。

 

私の中でプツンと糸が切れてしまい口論になった。

 

この口論をきっかけに、父とは会わなくなった。

それでも腹が立って悲しくて、よく眠れない日が続くようになった。

時間がたてば怒りも消えるかもしれないと思っていたが、実際は逆だった。

 

今回の口論の内容と同時に、昔のことが次々と頭に浮かび上がる。

父は散々勝手なことをしてきた。

父のやってきたことを考えたら、親子の縁が切れてもおかしくなかった。

 

だけど、いい時もあったし大学まで出してもらった。

そう思って、なんとか(それなりに)いい関係を保とうと私はギリギリの努力をしてきた。

 

でもやっぱり父は父だ。

私がこんな気持ちでいたことは、ちっとも気づいていないんだろう。

 

あたかも普通の親子のように、

「年老いたら娘が全部面倒を見てくれる」

なんて勘違いしてほしくない。

 

父はある時点で、家族より付き合っている女性を選択した。

その事実は消せない。

そのことに責任を取るのは父自身だ。

 

だけど父を見ていると、そういう都合悪いことは忘れているのだろう。

 

今まで抑えていたこんな感情がバーっと溢れ出た。

時間が立っても、この感情がどうにもならない。

もう父とも話したくないし、面倒も見たくない。

でも一方で、年老いた父の面倒を見ない自分は冷たいのではないか、と罪悪感もあって苦しい。

 

私が罪悪感を持たなければいけないのだろうか。

私が悪いのだろうか。

 

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